書 名 |
著 者 |
版 型 |
税込価格 |
行政に頼らないむらおこし
地域再生 |
豊重 哲郎著 |
四六判・227ページ |
2,000 |
日本一に輝いた大隅半島柳谷集落のむらおこし実践集。元気な集落はこうして創る。高齢者の知恵と若者の力がひとつになって、活力に満ちたむらが生まれた。「土着菌活用」「焼酎やねだん」開発。有言実行のリーダー豊重哲郎の歩みはつづく。(この本の収益はすべて柳谷自治公民館に寄附されます。) |
エッセイを心の杖に |
馬込 京子著 |
四六判・238ページ |
1,000 |
書くことが大好きな京子さんを、ある日突然、病魔が襲った。脳内出血であった。生きる希望を失い、死んでしまいたいと訴える彼女を「君には書くことがある。これからはエッセイを心の杖にするべきだはないか」と夫は励ました。これまでに書きためたエッセイや新聞投稿作品を満載。京子さんが希望を託して送り出した渾身の一冊。 |
風わたる日に |
上村 英治著 |
四六判 |
1,000 |
年老いた母と囲碁を打つ著者。長年の農作業でエビのように曲がった背をさらに丸めて考え込む母の指先から碁石がこぼれ落ちる。その度に崩れる石の形を整えながら、彼は丁寧に打った。過ぎし日を振り返り、人生に思いを巡らし、友情や旅について語る言葉の中に、深い洞察が生きる。前鹿児島県立加治木高等学校長が綴る情趣溢れるエッセイ集。 |
奄美の食U山野草の息吹
いじゅん川7号 |
奄美女性サークルゆらおう会編 |
B5判 |
1,300 |
長寿の島、奄美のちから食にあり。ミネラルをたっぷり含んだ海風に育まれる豊かな野菜たち。古来から伝わるシマジュウリ(奄美の料理)の数々。専門家たちが語る、山野草の魅力。島人のお茶漬けの代表格であり、焼酎造りに欠かせない黒糖の秘密に迫る。市井の女性グループによるふるさと掘り起こし。バックナンバーあり。 |
詩集
空は遠くても |
吉松 美津子著 |
A5変型判・55ページ |
1,575 |
吉松美津子はふるさとに、錯のような根をおろしている。だが、その歌は時に、捨小船の櫂のようにあやしくきしむ。自分に出会うということは、自分にさよならしつづけることだと知っているからだ。(詩人 岡田哲也氏の帯文より)阿久根に生まれ、そこで創作を続ける詩人の第3詩集。南日本文学賞受賞後の18の詩とエッセイを収める。 |
元志布志町長奮闘記
わが激動の足跡 |
黒木 隆之著 |
四六判・239ページ |
1,500 |
85歳。いまだかくしゃくとして全国を駆けめぐり、老人福祉の改善に情熱を燃やし続ける黒木隆之元志布志町長。彼の町長時代は、難問が次々に押し寄せた。なかでも最も心血を注いだのが新大隅開発事業だった。自然を守りつつ開発を進めるにはどうしたらよいか。町民との対話を重ねた。彼の愛する言葉は仏教の教えの「和願愛語」。 |
叶実統 闘病記
これ以上がんばりきれぬ・・・ |
叶 直子著 |
四六判・225ページ |
1,000 |
私利私欲を捨てて公のために尽くし、村人にも幼子にも惜しみない慈しみを注いだ、第17代伊仙村長、叶実統。彼の政治姿勢と情愛の濃やかさを、没後50年の今、ここに書き記す。耳を澄まして聞こう、あの声を。忘れてはならない「伊仙の魂」を。82歳の著者が、記憶の糸をたぐり寄せて紡いだ労作。 |
ある新聞記者のがん闘病記
山桜、散る朝 |
籾 とし子著 |
四六判・239ページ |
1,500 |
「ごめんね、強くなって君を守らなければいけないぼくがこんなになって」そう言い残して、夫は死んだ。大好きな桜の花の散る朝に5年の闘病生活を共にした妻が綴る、南海日日新聞記者、籾芳晴の闘病記。夫の葛藤と生への執着、妻の叡智。そして、離島医療への提言。 |
詩と短歌と小説
結の花 |
廣島 員代著 |
A5判・257ページ |
1,600 |
書き続けて60年。多彩な文芸の花、ここに実を結ぶ。おびただしい作品群の底を流れるのは、作者の故郷徳之島の豊かな「結いの精神」である。貧しい暮らしの朝夕、少年たちは明日を信じて生きていた。地域の大人たちに守られ、友情を信じて。童話「黒糖島の子どもたち」小説「大主の願い」などを収録。 |
ウナリ叢書
奄美新時代の女性たち@A |
出水沢 藍子著 |
四六判 |
1,500 |
近代奄美の女性たちの活動には目を見張るものがある。郷土の歴史の掘り起こし、男女共同参加の社会つくり。伝統産業の継承、郷土芸能の復興など。彼女たちにスポットをあて、その業績を広く伝えていくシリーズ本。@豊島田鶴子A大原タツ子の巻既刊。Bテルコ・ペイス・・・軍政下に咲いた花、近日刊行予定。 |
歩き続けた画家 保忠蔵の足跡
増補版 何もいらない |
出水沢 藍子著 |
四六判・285ページ |
1,680 |
大正初期、絵描きを志して日本から失踪した男のライフ・ストーリー。パンと自由を糧に、大陸から大陸へと渡り、やがてアメリカで独特の画業を打ち立てた、彼の名は保忠蔵。同郷、奄美生まれの著者が、米国取材を経て、書き上げた興味津々の書。好評につき増補版刊行。 |
南九州発6人の管理栄養士
ビタミン系の女性たち |
出水沢 藍子著 |
四六判・285ページ |
1,575 |
全国にその数10数万人、されどいまだ書かれることのなかった栄養士の実像を紹介。健康と食のエキスパートのたどった道はいかに。飽食から崩食へ、乱れる日本の食を、今一度見直そう。20年の栄養士経験を持つ著者が、体験をふまえてインタビュー。全国の集団給食関係者に愛読され、目下3刷り。 |
南島小説集
文庫マブリの島 |
出水沢 藍子著 |
文庫版 |
735 |
初版から8年、待望の文庫化。めくるめく南の島の小説世界へようこそ。南日本文学賞「グンセイフの夜」、新日本文学賞「マブリの島」、文学界同人誌奨励賞「御月待ち」他2編を収録。「奄美という局地を舞台にしながら普遍性のある物語をつむいでいきたい」と、著者はあとがきに記している。 |